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  レコポvs他シーケンス

Posted by SBS on 1999/09/19 19:20:13:

> レコポにこだわるのは、SBSさんに振ってみよう。(笑)

振られたので、書いてみます(笑)

自分も、最初は別の方法で打ち込みしてました。
カワイのQ-80という、いわゆる『専用機』で作ってたのですが、
ソフトウェアのシーケンサに移行する時、色々比較してみて、
最も専用機的なインターフェースだったのが、レコンポーザでした。
元々、ローランドの昔のシーケンス専用機をPC-88に移植したのが
レコンポーザの始まりなので、当然といえば当然なのですが……。

レコポの長所としては、「MIDIデータが直接見える」という点が
挙げられると思います。特に、制約(発音数やデータサイズなど)
のある環境でシーケンスを組み立てる場合、細かい調整がやり易いです。
短所は、オーディオが扱えない点に尽きるでしょう……。
早く対応して欲しいものだと思います。

他のシーケンスソフトとの比較ですが、Performer,Vision,
Cubase,Logic,Cakework,MusicStudioといった辺りが、
対象になると思います。

ホストをWindowsマシンに限定した場合、MIDIとオーディオの
統合環境を構築するには、Cubae,Logic,Cakework,MusicStudio
の中から選択することになります。

----Logic,Cubase----
どちらも、ATARI→Mac→Winという順番で移植されてきたソフトです。
よく、『譜面入力や、譜面の出力をするならLogic』
『ループものを作るならCubase』と言われてます。
(Logicは元々、Notetorという名前の譜面整形ソフトでした)
多分、ユーザー数は他のソフトと比べて圧倒的に多いと思いますし、
Tipsを紹介するホームページも沢山あります。
また、仮にMacに移行したとしても、そのままノウハウを生かせるのも強みです。
ただ、元々ATARI→Macと流れてきたソフトだけに、
MIDIイベントを確認する画面と実際の入力画面が違い過ぎる点、
マウスがないと何も出来ないという点が、レコポユーザから見ると、ネックになります。

----Cakework----
Cakeworkの特筆すべきところは、自分で機能を拡張できる
簡易言語が存在することです。
また、元々DOSのソフトであるため、MacやATARIから来たソフトに
見られるような、違和感がありません。ローランドによるサポートが
充実しているのもポイントかと思います。

----MusicStudio----
オーディオに汎用のプラグインソフトでエフェクトを掛けたい
場合は、MusicStudioが対象から外れます。
ただ、このソフトはシェアウェアで2000円と格安で、
しかもステップ入力の操作性が抜群なため、DirectXプラグインなどを
使用しないのであれば、一番オススメです。

こんな感じでしょうか。PerformerはWin版が存在せず、Visionは
Win版の開発が事実上ストップしている(しかもオーディオが使えない)
という理由で、除外しています。

レコンポーザというのはすごく原始的なソフトで、視認性は悪いし
操作が直感的でないし、オーディオにも対応してないのですが、
逆にその分、「MIDIイベントを直書きするテキストエディタ」
として考えると、ある意味アルティメット(笑)だと思います。
Mac版もありますし……。




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