曲に表情をつける(GT/VEL)
GT(ゲートタイム)とVEL(ベロシティ)のパラメータは、曲に自然さを与えます。
GTとは
発音している長さのことですが、四分音符ひとつにしても色々な表情を持つ四分音符が存在します。
一番わかりやすいのは、
スタッカートでしょうか。
スタッカートとは演奏方法で「短く切って演奏する」という意味があるのですが、下記の楽譜を見て下さい。
「ド・ミ・ソ・ド」とベタで記してあります。
では、こうなるとどうでしょうか?
*赤丸はスタッカートです。
歌うと「ドッ・ミッ・ソー・ドッ」という感じです。
これだけでも随分雰囲気が変わったことにお気づきでしょうか?(^^)
これをレコンポーザで表すとこうなります。
最初2個目の音符はスタッカートが付いているので
GTを短めに設定しています。
3個目の音符を十分に保った後、4個目の音符で再びスタッカート。
もっと短く切ってみたい時は、GTの値を小さく設定すればOKです。
VELは全部
100のままですので、
音の強さ(100)は一定に演奏されます。
次に音の強さに変化をつけてみます。
これで
「強く・弱く・強く・弱く」と演奏されます。
3個めの音符を少し強調したかったので、強めに設定してみました。
たったの1小節ですが、これが100小節や16パートともなってくると大変な作業ですね。